白龍舎(旧玉筍庵)

屋漏痕による生動する世界に導きます

「書道教室」の記事一覧

本物の書とは

名品として残っているものは、この筆法なくしてはあり得ません。 格好良く書くというだけの世界ではない事を知っていただいた上で、コツコツと練習をすることが大前提になります。 詳しくは動画をご覧ください。

臨書について

臨書とは臨模、臨写ともいい、模する、写す、真似する、いわゆる模写することをいいます。 古典の名品を学び、自分の書の肥やしと致します。 この時ただ単に目に見える形のみを追って習うことではありません。 一本の線や点はどのよう […]

生動する書画を書き出すために

屋漏痕(おくろうこん)の世界 中国では古来より用筆法が確立されています。 西暦100年頃、石窟の中で神人から伝えられたとされる用筆法が今もわずかの人たちにより、本物の書として、又秘技として守られています。周之江氏はその一 […]

老幹新枝

 老いて尚新しい枝を伸ばし、香り高い花を咲かせる梅。 道藝微而顕 禮楽弛更張(唐・虞世南 孔子廟堂碑より)  学問・技芸は衰え死に切ることは無く、この世の人の道もすべて終焉を迎えることは無い。  平成23年3月の東日本大 […]

細密画の世界

蝶 中国では蝶と耊(てつ)は同音になります。耊は七十歳八十歳を表します。それで蝶は耊になり長寿のシンボルとなります。 とんぼ その姿は碧玉眼晴、雲母翅薄、飛ぶさまは亭亭款款(ティンティン、クァンクァン)と歌われ親しまれて […]

黄金竹の世界

この構成は密教の曼荼羅を表します。 ①金色に輝く中心部分(円形)金剛界は人間の精神・神(こころ) ②それを囲む紺色無地(方形)胎臓界は人間の肉体 人間の精神と肉体が一体となって、 ③美しい七宝(金・銀・ 瑠璃るり・ 瑪瑙 […]

福寿海無量 蓮

蓮華は淤泥の中から気高く伸びしかも汚れを知らず、花開いて芳香を放つ。が妖しさは微塵も無い。そんな蓮華が私の最も好きな花です。  軸にはトゲが有ります。それは時として神仏の与える試練を思い起こさせます。作品を制作する四~五 […]

玄の世界

 あまりにも華やかな色彩に慣れている我々現代人は、真暗な世界を前にすると恐れを感じる。白と黒の世界には寂しさを感じてしまう。  古代の字書『説文解字』によると“玄は幽遠なり、黒にして赤色有るを玄となす“と。 そして暗黒は […]

黄金鶴

“双鶴唳(れい)天・双清唳(れい)天”  鶴は千年生きるとされ、“長寿”を象徴します。そしてつがいの鶴は偕老(ともに老いる)の意味になります。  まわりの楕円は金色の天を表し、七宝がそれを支えます。四角い枠は結界。大きな […]