皆さんこんにちは。
玉筍庵 純陽子でございます。
書画作家でございます。
今日は氣との出会いということで少しお話をさせていただければと思います。
私は書家として長い間やってまいりましたけれども、小さい頃は5歳の時に初めてお習字という世界に触れまして、そこから45歳まで日本の書道会で頑張ってまいりました。
ところが賞状の字も十分書けないというので悩みぬいていましたところ中国正統的用筆法というものに出会いまして、一文字というよりは一本の線を書くためにちゃんと法則があるということを45歳の時に初めて知りました。
それは周之江という先生ですが、今もご健在でございますが、その先生に師事させていただくことにより、いわゆる用筆法運筆法というものをただひたすらコツコツと頑張ってまいりました 。
用筆法の中に神・氣・骨・肉・血という蘇東坡の法則がございまして、筆の先に精神の神、それから氣、目に見えない世界、形のない世界、それから、一本の筆を使いまして一つの文字を、漢字を書き出すのに骨・肉・血、血液ですねそれがある。
五つあって初めて書となるという理論があります。
それは周先生の実地の指導により、そして今この世界に入りました。
丸30年が経っておりますが、その中で氣というものをどのように取り込んでいくのか、筆の先にどのようにして氣を出していくのかということは、最初のうちは本当にわからなくて、ただただ先生の筆先はピリピリと動いているというのを見まして、非常なカルチャーショックを受け、そうしてわけのわからないまま、ただただ立って、机に立ちまして、線の練習をしてまいりました。
もちろんそれは線だけではなくて、単純な横線縦線だけではなくて、文字としての形を整えながらということですが、それを訳の分からないままずっとやっておりましたら、氣というものが筆の先に入ってくるようになりました。
というよりは人体、自分の人体から筆の穂先に伝えることができるようになりました。
そして訳の分からないまま、ただ1週間に40時間の立ちっぱなしの訓練を続けた結果、常に氣というものがすぐそばにいるというか、同体化しているということに気がつきまして、非常に気持ちも楽になりました。
一般的には氣というものは、形がなくて見ることができないので、どういうことなんだろうと思いますが、でもこの中国正統的用筆法の世界に
二千年来続くこの筆法には、筆の穂先が一本一本がピリピリと動いて本当に動いてまいります。
いわゆる生動 生きて動くという字を書く生動する世界を日々訓練することによって、なぜか氣というものが見えるようになりました。
氣というのは皆さんも何気なくとか、その雰囲気でとか お天気の気とか、無意識のうちに使っておりますが、それを見ようという気持ちにはなかなかなれませんが、この本当の中国正統的用筆法の世界では筆先からその氣が出る、ほとばしり出ていくところを見ることができます。
それは非常に興味深いものです。
そうしていうるうちに病んだ氣というものが、見えるようになりまして、そして書で鍛えた氣のエネルギーをその病んだところに当てることによりまして、非常に状態が良くなるということを、何度も何度もいろんな形で経験してきました。
お知り合いの方が、アトピーで困っているとかアレルギーで困っているとか、胃腸の調子が悪いとかいろんな症状でお困りの方がいらっしゃいまして、訳の分からないまま一生懸命やってまいりましたら、不思議に本当に不思議に腰痛も取れていき、何がどのように効果的にということは、物理的なことは申し上げることができませんが、何か病んだ氣を正しい氣に、元気の気に入れ替えるということができるということになりました。
それでこのたびは、気功のヒーリングということで、龍苑ですね。
龍にその(苑)という字を書きまして龍苑という気功ヒーリングの分野を立ち上げることにしました。
お困りの方がございましたらどうぞ、お気軽にお声をかけていただければ良いかと思います。
ただこの世界は絶対にということは言えませんのでそう信じて元気になれるんだということを信じてやってみようかというお気持ちになっていただければありがたいと思います。
今日はここまでで終わりといたします。
ありがとうございました。